表1は製品の特性インピーダンス・使用環境温度・使用相対湿度の仕様を示しています。
表1 減衰器共通仕様
特性インピーダンス / Ω |
50 |
使用環境温度 / ℃ |
-55 ~ 125 |
使用相対湿度 / % |
0 ~ 95 |
図1 耐電力と環境温度の関係
図1は10~200Wの5つの製品の耐電力 ー 環境温度特性を示しています。
耐電力は終端器が吸収できる電力の最大値を示しています。
基本的に同軸固定減衰器と同じく,環境温度が上昇すると終端素子を放熱器で放熱しにくくなるため,耐電力が低下します。
定格電力(環境温度25℃)をDとしたとき,50,75,100℃における耐電力は表2のように求めます。
表2 ある環境温度における耐電力
環境温度 / ℃ |
耐電力 / W |
25 |
D |
50 |
D × 0.75 |
75 |
D × 0.5 |
100 |
D × 0.25 |
2~30W製品の使用周波数範囲とその周波数範囲下における最大VSWRの仕様は,表3の通りとなっています。
表3 使用可能な周波数範囲とVSWR(2~30W)
使用周波数 / GHz |
D.C. ~ 4 |
VSWR(最大) |
1.2 |
2~30W製品はMIL-STD-202準拠の試験を行った後に電気的特性を測定し,仕様範囲内であることを確認しています。表4に結果をまとめます。
表4 耐久試験まとめ(2~30W)
試験項目 |
試験規格 |
電気的特性結果 |
耐震性 |
MIL-STD-202準拠 |
仕様範囲内 |
耐衝撃性 |
MIL-STD-202準拠 |
仕様範囲内 |
温度サイクル |
MIL-STD-202準拠 |
仕様範囲内 |
50~500(W)製品の使用可能な周波数範囲とその周波数範囲下における最大VSWRの仕様は,表5の通りとなっています。
表5 周波数範囲とVSWR(50~500W)
使用周波数 / GHz |
D.C. ~ 3 |
VSWR(最大) |
1.2 |